自分にむかってまっすぐに。「LOVE & HUG」

6月だから

今日は2009年上半期最後の晦日、折り返しの日。

梅雨真っ只中、重苦しい空模様でも、これは夏への序章、もうすぐ大好きな夏!

それだけでしあわせな気分になれちゃうな。

 

昔々若かった頃、誰かが自分を「しあわせにしてくれる」ものだと思っていた。

思っていたというより、TVや小説がそんなことばかりを言っていたから、しあわせとは受動的な喜びの状態であると、すっかり疑いなく信じていた。ありていにいえば少女趣味、白馬に乗った王子様症候群だよね(笑)。高度成長期だったしね、そんな空想が「楽しみ」だったのかもしれないな。

いつごろなんだろう、それが真実ではないことを知ったのは。
自分でも、よく覚えていない。

「誰か」を待っていても、その人は永久に来ないし、よしんば来たとしても、私がついて行かないことを理解したんだ。

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20代で結婚したとき、「結婚したらすべてがきっとかわる」と思っていた。

何を根拠にそんなことを考えていたんだろう?
「結婚」という儀式が、魔法をかけてくれると思っていたのかもしれない。

婚前、結婚相手となる人と「こども」について話し合ったことはなかったと思う。でも、私の頭の中では「(誰でも)結婚したら、(オートマティックに)こどもを産むもの」とインプットされており、自分もそのうち親になるんだと漠然と信じていた。

結婚後のある日、当時の結婚相手に「私たちもいつかこどもを持つんだね」。と、何気なく振ったら「ぼくはこどもはいらない。思いつく最高のしあわせを与えてあげられないから」。と、あたりまえのように返された。

 

晴天の霹靂、とはこのことだよ。
いや~、びっくりした。目からウロコだった。

 

言うのも恥ずかしいが、そこで、私が初めて知ったのは、「こどもを産むか産まないか自分で決められる」という事実だったんだから。

 

驚いただけで悲しみもなく、反論もせず、
うちはそうするんだなぁ、と、思ったことを覚えている。

若いということは無知であり、経験も少なく、驚くほど色に染まってない。
漠然と信じこんでしまっていることが、実はいろいろあるんだろうな。
だからこそ、いいのかもしれないけれどね。

(別れたその人も、今はこどもふたりのパパとしてハッピーだという噂)

それで、何を書こうと思ってこんな話になったんだっけ?忘れちゃった(笑)。

 

ああ、そうか。

6月だし、結婚をキーワードになにか書こうと思っていたんだった。

 

上記のことはたんなる逸話の一つだけれど、結婚というのはただの「儀式」であって、それ以上でもそれ以下でもない。日本国民として、暮らしやすい社会を実現するため、いらぬ紛争を避けるための国が決めたシステム。いまだに私はそう思っている。

だから「結婚」という状態が「しあわせをはこんでくる」ことはない。

結婚という儀式を通過したふたり各々が、「しあわせになるために」協力し合い、ゆずりあい、理解し合い、新たな「家」をつくっていく過程において、「(自分で)しあわせになる」ことはあるけどね。もっといえば「結婚」という儀式を通過しなくても、「しあわせになれる」んだよ。

どんな状況においても、「しあわせになる」と思った瞬間から、人はしあわせに向かっていくからね。でも、努力なく、両手ぶらりんと待っているんじゃ無理だよ。自分が「しあわせになる」行動をしなきゃね。状態に寄りかかったり、依存した「しあわせ」はすぐに壊れてしまうから。

 

しあわせになりたかったら、
まずは、他の人を排除した自分自身の「しあわせ」について考えてみる。

考えるとね、けっこう難しいよ。

梅雨空の休日、ちょっとおすすめな思考の遊び。
どうでしょうね?

 

いちおう、結婚をキーワードに書いてみたけれど、
もうちょっとハートマークがイメージできるようなものにすればよかったかなぁ。
むいてないから、しかたないかも(笑)。


2 comments

  1. “そこで、私が初めて知ったのは、「こどもを産むか産まないか自分で決められる」という事実だったんだから。”

    由歌利さんにそんな頃があったなんて……。何だか不思議です(笑)。

    その頃の由歌利さんが今の由歌利さんにタイムスリップして会ったら
    さぞかし、びっくりすることでしょうね。

    コメント by ぽんぽこ
    2009年6月30日 at 5:38 PM

  2. あの頃の私って、ほんと未開人だったのかもね(笑)

    今の私にあったら・・・?
    そうだねぇ、なんていうかなぁ。ちょっと意見を聴いてみたい!

    コメント by 由歌利
    2009年7月1日 at 1:15 PM

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